伴谷くじらこども園 社会福祉法人くじら伴谷くじらこども園

ハッピースマイル ~パート1~        「見せる」を目的にせず 「楽しむ」を大切に      

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ハッピースマイル ~パート1~        「見せる」を目的にせず 「楽しむ」を大切に      

ハッピースマイル ~パート1~        「見せる」を目的にせず 「楽しむ」を大切に      

 伴谷くじらこども園では、子どもの主体性を育む取り組みとして、子どもが自ら選んで遊びこむ時間を大切にしていくことや、子どもたちが「考える」「考えられる」という事を、日々の生活の中で実践していくことを大切にしています。また、今年度、保育者自身も、今までの保育のあたりまえになっていることに疑問を持ち、考えていくことで、保育の感覚の見直しを図っています。

 「保育のあたりまえの見直し」の一つである、園での行事の在り方について、まず運動会について考えました。「誰のための運動会なのか?」「行事とは?」と、考えたときに、日々の生活と遊びの延長線上にあり、行事のために教え込んだり厳しい練習を重ねたりすることはありませんが、保育者は、保護者の期待に応えたいと、つい練習に力を入れてしまい、子どもにとっては楽しい活動ではなくなってしまっているのでは?、みんなと一緒が苦手な子にとってはどうかな? みんなで力を合わせることも大切だけど、みんなが同じである必要はないのでは?と、いろいろな視点から職員間で話し合いを重ねました。

 子どもの主体性を育むために、私たち保育者(大人)の視点やかかわり方で、何が大切かを考えたとき、体を動かすことが楽しいと思えるよう、サポートしていくことが大切であり、子どもだけに運動をさせるのではなく大人も一緒に運動を楽しむこと、遊ぶという感覚で楽しむことが大切であると考えました。

また、好きなことを自発的にやりながら様々なことを学ぶ幼児期の成長に、テクニックを向上させる練習より、遊びの要素を取り入れ、子どもたちの意欲の低下につながらないようにしていくこと、そして1回きりではなく遊びこむ体験や、たくさんの運動遊びを経験し動きのレパートリーを増やすこと、子どもたちが自分で行動を決めて、やり遂げる遊びをしていくことなどの経験が、達成感を感じ、最後まであきらめずに頑張る力の糧となり、生きる力を育んでいくのではないかと考えました。

 今年度から、「親子で楽しむ運動遊び」として、子どもたちと一緒に考えた内容で、親子または保育者と体を動かし一緒に楽しむことを一番の目的として、「共主体」の取りくみを始めたいと思います。行事後のアンケートも参考に今後、子どもたちが運動遊びって楽しいなと感じ、それぞれが、個々の目標や課題を達成したり、周囲から褒められたりして得た喜びや自信を次の育ちにつなげていけるように、日頃の活動がベースとなった「フェスティバル」(披露会)を、秋以降に保護者の皆様にご案内できたらと思います。(園長より)

(参観日については、昨年より、普段の保育の様子をご覧いただきたいという思いから、いつでも参観していただけるように、自由参観にしています。)

                                                                    

 さて先日、「親子で楽しむ運動遊び」と題して、4,5歳児が親子活動をしました。(運動遊びの内容は、幼児期に身に付けておきたい36の基本動作も参考にしています。)

まずはじめに、5歳児の運動遊びからご紹介します。

 当日の天気は、朝から小雨がパラパラとしていたので、運動遊びは室内に変更になりました。準備体操もかねて”エビカニクス“を踊り、子どもたちがお家の人に教えている姿もありました。

次は、キャタピラレース&ボール運びレース!・・・4月に室内で遊んでいた子どもたちが考えた、ダンゴムシ遊びからヒントを得て始まったキャタピラレース・・・今日はおうちの人と一緒にキャタピラの中に入りレッツゴー!

保護者の皆さん、思っていた以上にすごい速さで進んでいきます!(予備のキャタピラを用意していてよかった~)

子どもたちも大喜び!

次は、ボール運びです。二本の竹を使ってボールを挟み、次の友だちにバトンタッチ・・・力を入れすぎると、ボールが上手く挟めなかったり、緩かったらボールが落ちてしまったり・・・やってみると意外に難しい・・・

応援席からは、「がんばれ!がんばれ!」と大きな声援が聞こえ、キャタピラレース、ボール運び中も、素敵な笑顔(ハッピースマイル)が溢れていました。

続きはパート2に続きます・・・

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